ママになるためにお産を控えたお母さまにお願いすること
1、お産をするお母さまが主人公です
分娩の進み方をよく理解し納得をした上で、お産にのぞむという意識をもちましょう。
私たちスタッフも、できるだけお母さまのご要望や意見をより多くお聴きしたいと思います。
2、 気になることはご質問してください
毎日の生活で気になること、またご心配な症状がある場合遠慮なくご相談してください。
話しにくい事や相談事項などは、受付窓口に置いてある「質問カード」に記入しておきましょう。
診察室に入ると質問することを忘れる方もお見受けします。
是非ご活用してください。
3、分娩の進行状況に興味を持ちましょう
分娩の進行状況(分娩開始時間、陣痛周期、持続時間、子宮口の開大度)に興味を持ちましょう。お産は生理的な現象でけしてこわがる必要はありません。
ただし人によって差がありますが、陣痛の痛みと娩出時の苦しみが伴うのも事実です。分娩は新しい命のための総仕上げです。
大切なことは、主役のお母さん自身が分娩の進行状況を正しく理解して、元気な赤ちゃんの誕生を願う気持ちです。
4、前駆陣痛があること
1日に何回かおなかがキュッと固くなったり、時には(夜が多い)5~10分程度に規則正しくおなかが痛くなり、あたかも陣痛がおこったかのように感じることがあります。
でも、しばらくたつと不規則になり、朝になるとおさまってくるもので、これを前駆陣痛といいます。
とくに初産の方は陣痛と間違いやすいようです。あわてないでしばらく様子をみてみましょう。
この時期は、お母さまと赤ちゃんが双方ともに、出産の準備をしている状態で、子宮口や頸管がやわらかくて薄くなり、赤ちゃんは骨盤腔へ下がってくることになります。
5、 いざというときには・・
分娩は自然のままで順調に進むことが理想ですが、産科の特殊性として、突然、急激に具合が悪くなることがあります。
陣痛促進剤の必要なケース、帝王切開が必要なケース等々、その処置は急を要することも多く、そのリスク等を詳しくご説明してもご理解いただける余裕のないこともあります。
前にも述べましたが、分娩はお母さんや赤ちゃんにとっても大仕事です。
私たちスタッフは、いざというときには緊急で帝王切開が出来るように準備をしています。また、重症の妊娠中毒症などの母体合併症や未熟児の生まれる可能性の高い場合には関連医療機関での妊娠・分娩管理をお願いしていますのでご理解とご協力をお願い致します。
関連医療機関:
東京都立小児総合医療センター
日本医科大学附属多摩永山病院
杏林大学病院
共済立川病院 等々
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042-541-0020
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休診日
日曜日、祝日、木曜日(午後)、土曜日(午後)
当院は、東京都の周産期医療病診連携ネットワーク所属施設です。
母体搬送に常時対応し、周産期センターのある施設へ紹介していますので、安心して受診してください。
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医 母体保護法指定医
診療科目:産科・婦人科・放射線科